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<title>心、ひろがるブログ</title>
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 <description>ニフティ社会貢献プロジェクト</description>
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<item rdf:about="http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/2011/10/vol30-c4c9.html">
<title>Vol.30 高橋陽子さん（後編）</title>
<link>http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/2011/10/vol30-c4c9.html</link>
<description>まずは社会活動を経験してみる。そこから新しい出会いが生まれ世界が広がっていく。</description>
<topimg>http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30-later_thumbnail_m.jpg</topimg>
<content:encoded>社会のパラダイムそのものが変化してきている今、企業も個人も、イノベーションは必要で、発想を転換するための情報や機会を提供していくことが大切だと語られる日本フィランソロピー協会 理事長の高橋陽子さん。これまでの活動で変わってきたもの、変わらなかったもの、そしてこれからの活動に対する想いなどお伺いしました。&lt;h3&gt;――これまで活動してきた中で状況や情勢はどの様に変わってきましたか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;毎日の状況は、相変わらず貧乏暇なしですが（笑）。10年単位で振り返ってみると、やはり変わってきたように思います。20年前だと &amp;quot;社会貢献&amp;quot; という単語を使っていると、ちょっと宗教がかった人とか、すごい奇特な人という風に見られて、「変わってるね」「偉いね」と一言で片付けられていました。ボランティアや社会活動は、女、子どもがするものという風潮もありましたし。でも、今や日経新聞に &amp;quot;社会貢献&amp;quot; という言葉が堂々と出て、ビジネスマンが &amp;quot;社会貢献&amp;quot; について普通に話すようになってきました。そういうところからも、大きく変わってきているのを実感しますね。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――企業や組織という面でも変化がありますか？ &lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-left&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;200&quot; alt=&quot;【企業の普遍的な創業目的は社会の抱える問題を解決すること】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_photo_5.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【企業の普遍的な創業目的は&lt;br /&gt;社会の抱える問題を解決すること】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;&amp;quot;社会貢献&amp;quot;という視点で振り返ると、社会の抱える問題を解決することを目的にした&amp;quot;社会的企業&amp;quot; というものがあって、私は常々、それこそがすべての企業の持つ普遍的な創業目的ではないかと思っていました。だから、企業そのものの存続や活動において、社会貢献が目的にないというのは、本来有り得ないわけです。今後は、特別に社会的企業があるのではなく、既存の企業もそういう風になっていかざるを得ないだろうと考えています。また、当初、市民活動的に存在していたNPOも、今後は事業体として成り立っていく必要があるため、こちらも社会的企業に近づいて来るのかなと思っています。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――社会的企業に近づく傾向が見えてきているのですね。&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;現状の社会の行き詰まりから抜け出すには、自然の中の社会、自然の一部としての人間、という発想を原点としたイノベーションが必要なのです。 &lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――なるほど。この春の大震災や原発事故でも大きな変化があったかと思いますが、いかがでしたか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;この震災での個人と企業の支援は、すごいものがありましたよね。「何か」を動かしたのは確かです。自然の圧倒的な力は、征服どころか逆らうことすらできない。皆、無常を感じたと思います。そして、あの災害を目の当たりにして、放っておけないっていう感情も。ただ、これは一過性となる可能性があるので、今、それをつないでいくことが必要です。それは企業の役割でもありますし、私共も同様に、常に情報や機会を顕在化させていくことを心がけています。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――機会を提供しても、それに関心を持って貰うのは難しいですよね。&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-right&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;200&quot; alt=&quot;【相手と理解し合えた、共感できたと感じるのは嬉しいですよね】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_photo_6.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【相手と理解し合えた、共感できた&lt;br /&gt;と感じるのは嬉しいですよね】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;そうですね。機会を提供するだけではなく、それに関心を持って貰えるように知恵を絞る必要がありますね。 ポイントの一つに、カウンセリングでよく使われる 「内的準拠枠(内的照合枠)」 というのがあります。例えば、絵が好きな人や色に強く反応する人に対して、音楽的なことで表現して伝えようとしても、興味を惹かれないでしょう。逆に、音楽が好きな人が相手なら、メロディーとか音楽的な表現を使った方が、より伝わりやすいですし。相手に合わせないと上手くいかないわけです。さらに、コミュニケーション力が必要ですよね。その中でも聞くことは特に重要です。基本的には、「自分は何も分からない」と思っている位が良くて、相手に聞くのが一番です。そして試行錯誤をしつつ、相手に少しでも響いたら、「やったー！」って思うだろうし。それが面白さにつながるし、嬉しいじゃないですか！少し理解し合えた、共感できた、みたいな感じで。 そうした実感の積み重ねで、関心が行動に移っていくのではないでしょうか？ &lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――機会を提供するにあたり、気にかけている事はありますか？ &lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;「子どもたち」への機会をもっと提供していきたいと考えています。子ども主体の寄付や募金の活動を広げていきたいと。子どもの頃から社会的な活動に触れていける機会を提供したいと思っています。これには、ずっと思っていた「寄付文化を広げたい」という願いが根本にあります。 これまでに、「まちかどのフィランソロピスト賞」など寄付をした人を顕彰する活動を実施してきました。青少年部門の受賞校を見てみますと、主体的で工夫を凝らした募金活動が全国で散見されました。また、大人はそのような子どもの活動には強く理解を示してくれる、ということが分かりました。そういったことから、これからは子どもたちの募金活動をより一層広げていきたいと思っています。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――子ども主体で近々予定されている活動はありますでしょうか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;年末に神戸で、チャリティー・リレーマラソンをやります(2011年12月24日開催予定)。東日本大震災被災地の中学・高校生を神戸、つまり阪神大震災の被災地に招待して、神戸の中高生と一緒に、リレーマラソンをします。被災地の参加校の子どもたちが、集まった募金を実際に地元でどんなことに使うかを決めていく。子どもたちの助け合う絆を作るきっかけにし、これが募金を核にした子どもたちのネットワークにつながっていって欲しいと思います。 &lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――心がつながるリレーマラソンになるといいですね。ありがとうございました。最後にメッセージなどありましたらお願いします。 &lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-left&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;200&quot; alt=&quot;【企業の普遍的な創業目的は社会の抱える問題を解決すること】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_photo_8.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【企業の普遍的な創業目的は&lt;br /&gt;社会の抱える問題を解決すること】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;まずは経験してみて欲しいと思います。少なくとも情報には触れていて欲しいですね。フィランソロピーとか社会貢献って、ある面ですごく &amp;quot;お得&amp;quot; なんですよ、ということも知っておいて欲しいかな。&amp;quot;お得&amp;quot; という表現は、抵抗あるかもしれませんが。例えば、自分が今まで知らない世界でお友達を作りたいと思っても、すぐには難しいですよね。でもフィランソロピーの活動でなら、割と安心で簡単にそれが可能です。自分の関心のあることに、ちょっと行ってみて、まず寄付をする、とか。あるいは活動組織の会員になってボランティア活動やイベントの情報を貰って、それを足がかりにしてみるとか。 相性のあることなので、ちょっと覗いてみて、合わなければやめれば良いのです。合わなくても、何かそこで違う世界とその情報に触れられる。情報だけでも貰えるのは良いと思いますよ。そうするとそこから面白い、いろんな出会いが出てきますから。世界が広がりますよね。ちょっと活動したり、ちょっとお金を出したりすると色々なつながりや支援の姿が見えてきて、そういった活動に対する安心感も得られる。仲間作りのきっかけにもなる。大きな苦労や時間や出費をせずにそういったものが得られるのはとてもお得でしょう (笑)？まずは経験してみてください。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div id=&quot;PR&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;高橋陽子さんプロフィール&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;岡山生まれ。1973年津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。高校教師を経て、84年上智大学カウンセリング研究所専門カウンセラー養成課程修了、専門カウンセラーの認定を受ける。85年～91年関東学院中学・高校心理カウンセラーとして生徒、教師、父母のカウンセリングに従事。91年より日本フィランソロピー協会。常務理事・事務局長を経て2001年より理事長。月刊誌の発行、各種セミナーの開催、企業のＣＳＲの企画・運営等に携わる。&lt;br /&gt;著書に『フィランソロピー入門』（海南書房）、『60歳からのいきいきボランティア入門』（日本加除出版）など。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div class=&quot;entry-body-text&quot; style=&quot;BACKGROUND-COLOR: rgb(255,255,206)&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;決して長くはない時間の中で行われたインタビューでしたが、内容は幅広く、興味深いお話が多数ありました。今回、お読み頂いた内容も十二分に良いものですが、泣く泣くカットする部分もかなりあった事が心残りとなってしまいました。キーワードだけでも上げてみますと、両面性や様々な分断について、私生活主義、パブリックとプライベート、社会責任、お金の使い方、アウトプットの重要性、子ども時代の経験不足、子どもの吸収力と考える力、子どものすごさ、などなど。いつかお伝えできたらと思いつつ今回はここで筆を置くことにします。&lt;/p&gt;

&lt;p class=&quot;more&quot;&gt;ｂｙ ニフティ「想い伝え隊」有泉、大空、岡本、高沢&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div id=&quot;PR&quot;&gt;&lt;h3&gt;&lt;img height=&quot;35&quot; alt=&quot;「高橋　洋子」さんからのお知らせ&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_pr_ttl.gif&quot; width=&quot;500&quot; /&gt;&lt;/h3&gt;

&lt;h3&gt;関連サイトの紹介&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;●　&lt;/strong&gt;&lt;span style=&quot;FONT-WEIGHT: bold&quot;&gt;公益社団法人　日本フィランソロピー協会&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　　&lt;a href=&quot;http://www.philanthropy.or.jp/&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://www.philanthropy.or.jp/&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;高橋さんの著書をご紹介します。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;【主な著書】&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/p8fT8U&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;フィランソロピー入門―社会貢献、そして自分探しの社会参加&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_book1.jpg&quot; width=&quot;91&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/p8fT8U&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;フィランソロピー入門&lt;br /&gt;―社会貢献、そして自分探しの社会参加&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;価格：2,100円（税込）&lt;br /&gt;ISBN:978-4-75-900210-2&lt;br /&gt;出版社：日本フィランソロピー協会&lt;br /&gt;発行年月：1997/8&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/orlAms&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;60歳からのいきいきボランティア―フィランソロピーの実践&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_book3.jpg&quot; width=&quot;92&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/orlAms&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;60歳からのいきいきボランティア&lt;br /&gt;―フィランソロピーの実践&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;価格：2,100円（税込）&lt;br /&gt;ISBN:978-4-81-781203-2&lt;br /&gt;出版社：日本加除出版&lt;br /&gt;発行年月：1999/4&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;br /&gt;&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/nBO5Q2&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;社会貢献へようこそ (SA読本) &quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_book2.jpg&quot; width=&quot;92&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/nBO5Q2&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;社会貢献へようこそ (SA読本) &lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;価格：1,260円（税込）&lt;br /&gt;ISBN:978-4-76-300522-9 ISBN:978-4-18-883325-4&lt;br /&gt;出版社：明治図書出版&lt;br /&gt;発行年月：2010/6&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;div&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div&gt;&lt;/div&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div&gt;&lt;/div&gt;
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<dc:subject>地域</dc:subject>

<dc:creator>想い伝え隊</dc:creator>
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<item rdf:about="http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/2011/10/vol30-ba5d.html">
<title>Vol.30 高橋陽子さん（前編）</title>
<link>http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/2011/10/vol30-ba5d.html</link>
<description>目指すゴールが遠いからこそ、プロセスを楽しむ。人生はプロセスだから。</description>
<topimg>http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30-first_thumbnail_m.jpg</topimg>
<content:encoded>高校教師、スクールカウンセラーを経て日本フィランソロピー協会へ。生徒や保護者へのカウンセリングでの経験から、個人の問題と社会的問題の関連性を意識しつつ、その解決のために社会へ働きかけ続けている高橋陽子さん。前編では協会との馴れ初め、そしてご自身の想いについてお伺いしました。&lt;h3&gt;――日本フィランソロピー協会とはどのような団体なのでしょうか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;この団体は、1960年に民主主義の健全な育成を目的に発足しました。第一次安保闘争の国論が賛成・反対で二分していた時代だったので、ジャーナリストたちが中心になって、公正な世論をきちんと作ることが民主主義を健全に育てるのだ、という考えの下で始まりました。当時はテレビもあまり普及していなかったので、政治討論会を全国で開催したり、官僚や政治家に集まってもらい政策論議や勉強会を主催したりする団体でした。私は発足後30年経った1991年にここに来たのですが、テレビも普及したし、時代も変わってきて、方法論も変えなくちゃいけないと言われていた時でした。この時、前の理事長に、フィランソロピーという話をしたんです。そうしたら、理事長が、「まさにフィランソロピーこそ民主主義の原点だ！」と言って、「これからはフィランソロピーの推進をする」という風に組織も変わったんですね。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――”フィランソロピー&amp;quot; という言葉を、分かりやすくご説明頂けますか？&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-left&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;200&quot; alt=&quot;【「フィランソロピー」はギリシャ語の合成語で人間愛・博愛を意味すると語る高橋さん】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_photo_1.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【「フィランソロピー」はギリシャ語の合成語で&lt;br /&gt;人間愛・博愛を意味すると語る高橋さん】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;一般には、「社会貢献」と訳されていますが、私は &amp;quot;フィランソロピー&amp;quot; を、「誰もが社会の一員として、自分のできることをすることで社会の役に立つことをし足りないところをお互いに支え合うということ」 と定義しています。 貢献する人・支援する人、支援される人、助ける人、助けられる人、固定した関係ではないと思います。人間は皆、障がいを持っていても、子どもでも、年寄りでも、生まれた国がどこでも、生きている限り、&amp;quot;役割&amp;quot; があるということを、子どもたちと接する中で学びました。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――「これからはフィランソロピーで」と決めた背景は？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;民主主義には、直接民主主義と間接民主主義があって、日本は間接民主主義ですよね。税金払って選挙して後はお任せ、っていう感じでずっと来ていて、色々ひずみが出て来てしまったんだと思います。なんとなくお任せ主義で、自分さえ良ければいい、という私生活至上主義がはびこり、経済偏重にもなってきた。 そんな様子が少し見えていたので、団体としても方向転換する時期だったんですね。ただ、日本の企業だと、「今日、僕、ちょっとボランティアなので、早めに帰ります」とはなかなか言えないじゃないですか。寄付も、どこに寄付していいか分からない、とか。 となると日本の場合はやはり、ある程度企業が先鞭をつけて、社員を後押しするといった流れが必要だと思いました。また、企業のCSRや社会貢献の後ろには常に個人というものがあり、そこに視点を合わせることが、日本にとってもコミュニティにとっても、個人個人にとっても、大切だと思っています。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――前職で、今のお仕事に関わるようなご経験は？&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-right&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;200&quot; alt=&quot;【子どもたちとの付き合いの中からいろいろなことを学びました】&amp;quot;&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_photo_2.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【子どもたちとの付き合いの中から&lt;br /&gt;いろいろなことを学びました】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;ここに来る前は、横浜にある関東学院の中学高校のスクールカウンセラーをしていて、子どもたちや保護者の方、先生方から相談を受けていました。その当時から、何かあると、母親ばかりが責められるけれど、私は、実際には父親が問題だなってずっと思っていました。さらに言うと、父親自身の問題というよりも、働く企業の価値観が父親に与える影響の大きさが根本にあります。例えば、父親がいくら子どもに「しっかりしろ」「勉強しろ」「自分の夢を持て」と色々言っても、自分が夢もなくしょぼくれていたら、説得力がないですよね。父親自身が、生の自分を出すことで、子どもとの関係が良くなっていったことも実際にありました。 やっぱり企業が変わらないと、学校も家庭もなかなか変わりにくいのかな、と当時から思っていました。&lt;br /&gt;それともう一つは、人間というのは、「自分が役に立っている」「当てにされている」といった実感を持つことが『生きる力』になる、ということなんです。当時は不登校などの課題を抱えている子たちとの接点が多かったんですけど、彼らとの付き合いの中から、そういうことを数多く学びました。 &lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――仕事を変わられても、ご自分の中で変わらないものはありますか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;カウンセラーから全然違う職種へ就くというので、周りからは心配されたりもしましたが、やってみたら、カウンセリングの目的もフィランソロピーの目的も、実は一緒だということに気が付きました。カウンセリングの目的は、問題の解決法を教えてあげるとか、生き方を導いてあげることではなくて、本人が自分で考えて決め、行動する、それに対して伴走しながら助力することです。ちょっと混乱した時に少しほどいてあげたり、整理してあげたりといったことをしていきます。フィランソロピーも同じで、一人一人の方が、自分の人生の中で、自分はこういうことをやろうと考えて動こうとしている時、私たち協会では、その行動をコーディネートしたり情報提供したりといったお手伝いをするのです。アプローチの方法は違うかもしれない、でも目指しているところは一緒なのかなって。 人間はそんなに色んなことはできないから、やっぱり好きなことしかしないのかもしれないですね。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――活動をされる中で充実感や無力感などを抱いた出来事はありますか？&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-left&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;200&quot; alt=&quot;【高橋さんが毎月インタビューを担当されている月刊誌】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_photo_3.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【高橋さんが毎月インタビューを&lt;br /&gt;担当されている月刊誌】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;無力感はいつも感じていますよ。力不足でなかなか前に進まないなぁ、って。充実感は、企業とＮＰＯ、人と人とが結びついていい展開が見えた時など、元気をもらいます。こういう仕事を続けていると、会社の中で社会に対する責任やあり方をお仕事にしてらっしゃる方とお付き合いが生まれますし、私がインタビュアをさせていただいている月刊誌があるのですが、そこでも、社会のために、未来のために働いておられる方のお話を伺えるので、すごく勇気づけられるんですよね。元気をいただけるというか。役得です。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――社会活動を続けるには元気が必要ですよね。&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;そう、みんな元気で明るいですよね。ただ、気をつけないといけないのは、「これは大事なことなんだから、分からない人は駄目なんだ」っていうのでは駄目です。こうした活動は、まだまだ理解されていないものですから、まず知ってもらい、参加したくなるきっかけや情報を提供することで、一歩を踏み出すための仕掛けが必要です。褒められているうちはまだまだです。面白そうだから、仲間に入りたい、と思ってもらえるように知恵を出さないといけませんね。尤も、ゴールにたどり着くのはすごく先のことだとも思っています。 だからプロセスを楽しまないとやっていられないというのはありますね。そのプロセスの中で、いい仲間と出会い、新たな理解者が増えていくことを実感しながら仕事ができるというのは、とてもありがたく幸せなことだと思っています。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――プロセスを楽しむって、素敵ですね！&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-right&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;200&quot; alt=&quot;【人生はプロセスだから】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_photo_4.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【人生はプロセスだから】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;そうでしょう！？ただ、その分、収入面はね・・・。それは会社の中でも同じで、会社にお金があっても、こういう社会活動の部門が使えるお金っていうのは、やっぱりかなり少ないですよね。そういう現実っていうのはあります。でも、その中でどう伝えて広げていくかというプロセスに、チャレンジの面白味があるのだと思います。それで、ちょっとでもものごとがいい方向に回っていったり、めげた時には「仲間がいる」と感じられたり。そういうことだと思います。人生はプロセスですから。死ぬ時まで。「人生とは死ぬまでの暇つぶしだ」と言った人もいましたが・・・。ゴールまで、毎日を切に生きることを目指しています。しかも楽しみながら。同じつぶすなら、楽しく、と。&lt;/p&gt;

&lt;div align=&quot;right&quot;&gt;（後編につづく）&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;div id=&quot;PR&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;高橋陽子さんプロフィール&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;岡山生まれ。1973年津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。高校教師を経て、84年上智大学カウンセリング研究所専門カウンセラー養成課程修了、専門カウンセラーの認定を受ける。85年～91年関東学院中学・高校心理カウンセラーとして生徒、教師、父母のカウンセリングに従事。91年より日本フィランソロピー協会。常務理事・事務局長を経て2001年より理事長。月刊誌の発行、各種セミナーの開催、企業のＣＳＲの企画・運営等に携わる。&lt;br /&gt;著書に『フィランソロピー入門』（海南書房）、『60歳からのいきいきボランティア入門』（日本加除出版）など。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div class=&quot;entry-body-text&quot; style=&quot;BACKGROUND-COLOR: rgb(255,255,206)&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;不慣れなインタビュアが投げかける質問にも、気さくに丁寧にお話しして下さった高橋さん。後編は、そんな高橋さんに活動を続けてきて変わってきたもの、変わらないもの、そして今後の活動についてお伺いしていく予定です。&lt;/p&gt;

&lt;p class=&quot;more&quot;&gt;ｂｙ ニフティ「想い伝え隊」有泉、大空、岡本、高沢&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div id=&quot;PR&quot;&gt;&lt;h3&gt;&lt;img height=&quot;35&quot; alt=&quot;「高橋　洋子」さんからのお知らせ&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_pr_ttl.gif&quot; width=&quot;500&quot; /&gt;&lt;/h3&gt;&lt;br /&gt;&lt;h3&gt;関連サイトの紹介&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;●　&lt;/strong&gt;&lt;span style=&quot;FONT-WEIGHT: bold&quot;&gt;公益社団法人　日本フィランソロピー協会&lt;/span&gt;&lt;br /&gt;&lt;a href=&quot;http://www.philanthropy.or.jp/&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://www.philanthropy.or.jp/&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;関連書籍の紹介&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;高橋さんの著書をご紹介します。 &lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/p8fT8U&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;フィランソロピー入門―社会貢献、そして自分探しの社会参加&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_book1.jpg&quot; width=&quot;91&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/orlAms&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;60歳からのいきいきボランティア―フィランソロピーの実践&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_book3.jpg&quot; width=&quot;92&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

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&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;価格：2,100円（税込）&lt;br /&gt;ISBN:978-4-81-781203-2&lt;br /&gt;出版社：日本加除出版&lt;br /&gt;発行年月：1999/4&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/nBO5Q2&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;社会貢献へようこそ (SA読本) &quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol30_book2.jpg&quot; width=&quot;92&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

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&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;価格：1,260円（税込）&lt;br /&gt;ISBN:978-4-76-300522-9 ISBN:978-4-18-883325-4&lt;br /&gt;出版社：明治図書出版&lt;br /&gt;発行年月：2010/6&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;div&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div&gt;&lt;/div&gt;&lt;/div&gt;</content:encoded>


<dc:subject>地域</dc:subject>

<dc:creator>想い伝え隊</dc:creator>
<dc:date>2011-10-12T08:53:59+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/2011/08/vol29-5604.html">
<title>Vol.29 八木俊介さん（後編）</title>
<link>http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/2011/08/vol29-5604.html</link>
<description>「レインボーハウス」を１６年間続けてきたことが未来の希望につながる
</description>
<topimg>http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29-later_thumbnail_m.jpg</topimg>
<content:encoded>遺児の心のケアを目的に設立された「レインボーハウス」。神戸、日野に続き、２０１３年に「東北レインボーハウス」の建設が予定されています。その活動を推進してきた八木俊介さんが「あしなが育英会」のお仕事に携わるようになったきっかけや、活動への原動力、今の想いなどをお伺いしました。&lt;h3&gt;――八木さんが「あしなが育英会」でお仕事をするようになったきっかけは何ですか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;元々、交通遺児のための奨学金制度があったのですが、災害遺児にも対象が広がったのが１９８８年。ちょうど私が大学生になった時でした。私、自身が１０歳のときに交通事故で父親を亡くし、交通遺児の奨学金で大学に進学したのですが、ちょうど、その年（１９８８年）に、奨学金制度の対象が、災害遺児にも広がりました。「あしなが育英会」はまだありませんでした。そんな背景の中、学生時代は、病気遺児にも奨学金制度を広げたいと思い、自ら街頭に立って募金活動をしていました。就職活動の時には、ジャーナリストや新聞記者になろうと思って、新聞社などを受けていたのですが、就職活動している間に、もう一回きちんと“自分が本当に何がしたいのか”考えないといけないと思ったんです。 &lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――自分自身と正面から向き合ったのですね&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;はい。そんな時、留学研修の制度を利用して、ブラジルで１年間日本語を教えるボランティアをやりました。普段、自分が生活している場所じゃないところで「自分はどんな人間なのか」、「自分は何をしたいのか」を問いかけたんです。そして、やはり自分は子どもに携わる仕事がしたいと思い、まずは学生時代に始めた病気遺児の奨学金制度を作ることをやろうと決めました。以前から、「あしなが育英会」で仕事をしないか、と勧められていたこともあり、ブラジルへ行っている間に、「あしなが育英会」の玉井会長にお手紙を書いて、「帰国したら働きます。働かせてください」と伝えました。ちょうど、「あしなが育英会」が創設された年でした。すべての遺児が奨学金を借りられる制度を作りたい、そんな団体にしたい、という思いで入りました。だから、実は、制度ができたら早くやめよう、と思ってたんです（笑）。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――「レインボーハウス」での活動を通して「この仕事をやっていて良かった」と思ったことは何ですか？&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-right&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;200&quot; alt=&quot;【レインボーハウスの１６年が希望へつながる】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_photo_5.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【レインボーハウスの１６年が希望へつながる】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;１９９５年の阪神・淡路大震災から１６年。「神戸レインボーハウス」の設立から今、現在まで「レインボーハウス」を通して、遺児たちのケアを“１６年間やめなかったこと”ですかね。その頃、高校生や大学生だった子たちは、もういい大人ですけれど、１６年経って彼らが笑顔でいるとか、小さい子が大きくなった、ということが、本当に続けてきてよかったと思います。そして、「あしなが育英会が、１６年間、神戸の子たちを見守ってきました」ということは、東日本大震災の遺児への希望になると思うのです。震災で将来が想像つかない人たちがたくさんいて、そんな方たちに「あしなが育英会」の歴史を見てもらうことで、少しは勇気付けられるんじゃないか、と思うんですよね。その部分は、本当に“やめなくて良かったな”と思っています。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――実績が糧になっているのですね。&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;そうですね。積み重ねてきた部分。特に人間関係は、すぐにはできないですからね。そして、活動が過去形じゃない。「１０年間やっていましたよ。そのあとはやっていませんけどね。」じゃない。今も継続していますから。「レインボーハウス」が活動し続けていることが、子どもたちの支えになると思います。「いつでも何かあれば行ける」とか「自分たちのためにあるんだ」ということが。時を重ねたことで、子どもたちが、四川大地震やハイチのときに「一緒に行くよ」と言ってくれたり、今回の地震でも神戸の震災でお父さんを亡くした子がボランティアに参加して支える側に回ってくれた。そこまで成長したことがとても嬉しかったですね。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――逆に、無力さを感じられた時はありますか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;遺児の保護者の方が亡くなったりするのですが、それが一番辛いですね。保護者の方とは「子どもたちを一緒に育てましょう」という同志ですからね。その同志が亡くなってしまうのは辛い出来事です。また、父子家庭や母子家庭の遺児が孤児になってしまうのも辛いです。阪神・淡路大震災である父子家庭の父親が、「僕が死んだら子どもが孤児になってしまう」と言って頑張っていました。そんな風に、保護者の方が無理してしまうことも多々あるのです。だからこそ、さきほどもお話しましたが、「東北レインボーハウス」には大人のケアを盛りこまないといけないと思っています。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――「レインボーハウス」の運営で普段心がけていることはありますか？&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-left&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;200&quot; alt=&quot;【スタッフのチームワークが大切】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_photo_6.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【スタッフのチームワークが大切】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;子どもたちに一番向き合ってくれるスタッフ（ボランティア）の方たちですね。その方たちを通して「子どもたちがこういう事を言いました、ああいう事を言いました」ということを聞くことはとても大事なことなんです。子どもは一人ひとり見ないといけない部分があるので、そのためには、スタッフサイドのチームワークが一番大切なんです。結局、“仲間”ですよね。チームワークがないと、子どもたちの悲しい想いとか、辛い想いに立ち向かえないのです。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――八木さんが大切にされていることは何ですか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;「自分しかできない事は何だろう」って、ずっと考えていました。阪神・淡路大震災では６千人もの人が亡くなりました。その頃、私は２０代でしたが、同じ年くらいの方で、子どもを残して亡くなったお父さんがたくさんいらして、「何で子どものいない僕が生き残っているんだろうか」と思ったことがあります。「こんな可愛い子を残して死んでしまうなんて、どんなに無念だったろう・・・あまり役に立たない人間がいてもしょうがないのに、僕が代わりに死ねばよかった・・・」とまで思ったこともありました。でも、だからこそ、６千人もの人たちの命をどういう風に活かしていけばいいのかを真剣に考えました。そんな想いから、「レインボーハウス」の開設や、遺児たちのケアを進めてきました。今回の東日本大震災でも２万人もの方が亡くなって、その人たちの命、本来だったら続くべきだった命を、残された子どもたちの立場でどう役立たせるのか、それを考えるのが一番大事なのだと思っています。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――今後の活動をしていく中で何か伝えたいことはありますか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;そうですね。一つ心配していることがあります。例えば、マスコミの方が取材をされるときに、取材対象として「お父さんの仕事を引き継いで頑張っている子を紹介してください」と指定されることがあります。また、記事やニュースを読まれる（見られる）方は、明るいニュースを望んでいるという前提で取材が進められることもあります。すでにストーリーができていたりするんです。またある時は、「親が死んだら泣いていなければならない」というイメージで子どもに「何回泣きましたか？」といった質問をしてしまう。そういったことがよくあるんです。むろん、マスコミの方だけではありませんが。そのように大人のイメージが先行してしまうのは心配です。神戸の子たちが、「特別視されるのは嫌だ」とよく言っていました。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――情報を伝えるのは本当に難しいですね。&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;難しいです。だから、私たちは、子どもたちを守ってあげるだけでなく、「子どもたちを知ってください」という啓発活動も必要だと思っています。私も１６年やってきて、一元的に何かを伝える言葉の難しさを実感しています。東日本大震災の遺児の子たちは傷ついてはいるんですが、あまり、そういうことを言ってしまうと余計に傷つけてしまったり、大人が何かしてしまって、二次的に傷つけてしまうこともある。でも、伝えていかないと募金が集まらなかったりする。そういう難しさがあります。だから、バランスをとった総合的な力を使って頑張らないといけないなと思っています。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――最後に、この記事を読まれる方に参画してほしい活動などありましたらお聞かせください。&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-right&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;200&quot; alt=&quot;【支援活動と啓発活動の両面から】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_photo_7.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【支援活動と啓発活動の両面から】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;男性のボランティアが少ないので、男性の方にボランティアをしていただきたいですね。東日本大震災の遺児だけでなく、親を亡くした子たちは全国にいるので、お近くの地域で、ボランティアに参加してください。あとは、やはり、募金へのご協力をお願いしたいですね。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――本日は大変貴重なお話をありがとうございました。&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;div id=&quot;PR&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;八木俊介さんプロフィール&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;あしなが育英会職員　１９９３年入局。あしながレインボーハウス・チーフディレクター&lt;br /&gt;「神戸レインボーハウス」（１９９９年～）、「あしながレインボーハウス（東京日野市）」（２００７年～）の開設より遺児の心のケア活動に携わる。&lt;br /&gt;著書：「レインボーハウスの子どもたち」&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div class=&quot;entry-body-text&quot; style=&quot;BACKGROUND-COLOR: rgb(255,255,206)&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;落ち着いたトーンでお話されているのですが、中味は熱い想いに溢れていました。「やっていて良かったことは」の問いかけに、「レインボーハウスの活動を１６年間続けたこと」と即座に答えられた八木さん。この一言には、子どもたちとスタッフと八木さんと周囲の人々の歴史が刻まれています。そして、この歴史の重みこそが、復興を支えていくと確信しました。&lt;/p&gt;

&lt;p class=&quot;more&quot;&gt;ｂｙ ニフティ「想い伝え隊」藤本、大空、高沢&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div id=&quot;PR&quot;&gt;&lt;p&gt;@niftyWeb募金では、「東北レインボーハウス」建設のための募金を受け付けております（2011年8月10日現在）。&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;東日本大震災復興支援募金（あしなが育英会）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;&lt;a href=&quot;http://donation.nifty.com/tokusetsu/service/tokusetsu1/&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://donation.nifty.com/tokusetsu/service/tokusetsu1/&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div id=&quot;PR&quot;&gt;&lt;h3&gt;&lt;img height=&quot;35&quot; alt=&quot;「八木　俊介」さんからのお知らせ&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_pr_ttl.gif&quot; width=&quot;500&quot; /&gt;&lt;/h3&gt;&lt;br /&gt;&lt;h3&gt;関連サイトの紹介&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;●あしなが育英会&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;　　&lt;a href=&quot;http://www.ashinaga.org/index.php&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://www.ashinaga.org/index.php&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;●あしなが育英会　東日本大地震・津波　対応措置&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;　　&lt;a href=&quot;http://www.ashinaga.org/higashi_nihon/index.html#h1593&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://www.ashinaga.org/higashi_nihon/index.html#h1593&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;関連書籍の紹介&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;八木さんの著書、およびあしなが育英会の関連書籍をご紹介します。&lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/pOrA45&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;レインボーハウスのこどもたち―阪神・淡路大震災遺児の10年&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_book1.jpg&quot; width=&quot;68&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/pOrA45&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;レインボーハウスのこどもたち―阪神・淡路大震災遺児の10年&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;八木俊介　著&lt;br /&gt;価格：1,325 円（税込）&lt;br /&gt;ISBN:978-4990114473&lt;br /&gt;出版社：月間センター出版部&lt;br /&gt;発行年月：2004/12&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://210.150.87.117/about4.htm&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;機関紙「ＮＥＷあしながファミリー」K&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_book2.jpg&quot; width=&quot;90&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://210.150.87.117/about4.htm&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;機関紙「ＮＥＷあしながファミリー」K&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.bk1.jp/product/02305213&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;あしなが運動と玉井義臣&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_book3.jpg&quot; width=&quot;90&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://www.bk1.jp/product/02305213&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;あしなが運動と玉井義臣&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;金城学院大学教授・副田義也 著&lt;br /&gt;価格：3,000円（税込）&lt;br /&gt;ISBN:978-4000220132&lt;br /&gt;出版社：岩波書店&lt;br /&gt;発行年月：2003/3&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://210.150.87.117/about4.htm&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;「黒い虹」－阪神大震災遺児たちの一年－&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_book4.jpg&quot; width=&quot;90&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://210.150.87.117/about4.htm&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;「黒い虹」－阪神大震災遺児たちの一年－&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;筑波大学教授 副田 義也 監修&lt;br /&gt;価格：1,300円（税込）&lt;br /&gt;ISBN:978-4331505175&lt;br /&gt;出版社：廣済堂出版&lt;br /&gt;発行年月：1995/12&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;</content:encoded>


<dc:subject>育児・教育</dc:subject>

<dc:creator>想い伝え隊</dc:creator>
<dc:date>2011-08-17T08:40:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/2011/08/vol29-5905.html">
<title>Vol.29 八木俊介さん（前編）</title>
<link>http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/2011/08/vol29-5905.html</link>
<description>人と人とのつながりが「レインボーハウス」を支えている</description>
<topimg>http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29-first_thumbnail_m.jpg</topimg>
<content:encoded>１９９５年の阪神淡路大震災を機に、親を亡くした子どもたちをケアするために建設された「神戸レインボーハウス（虹の家）」。１６年の時を経て発生した東日本大震災によって、また多くの子どもたちが遺児となりました。地震・津波遺児やそれを取り巻く人達のケアを目的とした「東北レインボーハウス」建設に日々奔走しているあしなが育英会　八木俊介さんに、レインボーハウス設立の経緯、日々の活動、２０１３年完成予定の「東北レインボーハウス」への想いをお伺いしました。&lt;h3&gt;――２０１１年３月１１日以降、毎週のように東北に行かれているそうですが、具体的に現地でどのような活動をされているのですか？&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-left&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;200&quot; alt=&quot;【神戸レインボーハウス】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_photo_1.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【神戸レインボーハウス】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;東日本大震災による遺児への支援活動を行っています。具体的には、支援内容の周知や、家庭訪問、ケアプログラムの実施などです。その１つとして、遺児や保護者の『心のケア』を担う「ボランティア（ファシリテーター）養成講座」も月に１回実施しています。ちょうど先週は盛岡で実施して、来月は仙台で行います。盛岡では、津波遺児になってしまった甥っ子さんがいる方なども参加してくださいました。&lt;br /&gt;遺児を対象としたケアプログラムは、現地での日帰りや、１泊２日のものを行っています。私は、「神戸レインボーハウス」も担当しているので、一旦、東北方面に行くと４～５日になるため、東京の自宅に帰宅して洗濯だけして、そのまま神戸に行ったりしています。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――参加者は、どのようにケアプログラムのことを知るのですか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;保護者が死亡・行方不明または重度後遺障害の子どもたちに、返済不要の『特別一時金』支給の申し込み受け付けを行っているのですが、その申込者に手紙を出したり、家庭訪問をした際に「遊びに来ない？」という感じで紹介したりしています。家庭訪問は、東北事務所の３人を中心にボランティア１０～２０人で手分けして回っています。同じ家に１回だけいくのではなく、何度も足を運びます。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――ケアプログラムに参加した子どもたちの様子はどうですか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;心の傷は・・・すごい・・・ですよね。やっと学校（以前と同じ生活の一部）が始まったばかりですから・・・。ケアプログラムの中で、ある中学生の子に、「家族のことを少しお話しましょうか」と水を向けただけで泣いてしまって、一言も喋らないということもありました。“亡くなったこと”とか“震災のこと”を話すわけではないのに喋れない。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――長期的な取り組みとして、「東北レインボーハウス」の開設にも従事されていらっしゃいますね。&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-right&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;200&quot; alt=&quot;【子どものケアには大人のケアが必要】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_photo_2.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【子どものケアには大人のケアが必要】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;はい。神戸にも、東京にも「レインボーハウス」はあるのだから“当然作るべき”という感じで、早い段階から開設が決まっていました。今は、建設のための募金活動と並行して、子どもたちがどういう状態でいるのか、何が必要なのかなど、家庭訪問で聞いたり、申請書を一通一通読み込んだりしています。「東北レインボーハウス」は、神戸や、東京のレインボーハウスとは同じ物ではないんです。継続される部分はもちろんあるのですが、今回は、津波で多くの物がなくなってしまった。子どもたちの心のケアだけではなく、もう少し生活支援をできるような何かができないか話したりしています。それと、神戸の時の反省もあって、「東北レインボーハウス」では保護者のケアも考えています。１６年前は、大人を対象にするなんて「何を言ってるんだ」って理解されませんでしたが、今は認識が広がって、保護者や学校の先生、地域の人など大人のケアが必要だということが理解されるようになりました。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――２年後の２０１３年完成予定ですね。&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;そうですね。２年後は極端なことを言えば、体育館と事務所だけでもいいかな、という感じです。大事なのは、子どもたちと保護者、ボランティアの人たちが「何を必要としているのか」なんです。予測がつかないくらい状況が変わるんです。「作りました。でも、やっぱりこういうのがあったらよかったよね」という訳にはいかないので、慎重に考えています。例えば、お父さんやお母さん向けの職業訓練みたいなものが大事になるかもしれないし、訓練を受けているときの託児所が必要かもしれない、やっぱりよく聞いて変化を捉えないといけない。神戸や東京にもある「癒しの部屋」、子どもたちやボランティアが泊まれる宿泊施設、あと、体育館は絶対必要だと思っています。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――初めて設立されたのは「神戸レインボーハウス」ですが、設立までの経緯を教えてください。&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-left&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;334&quot; alt=&quot;【思いきり暴れても大丈夫な「火山の部屋」】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_photo_3.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【思いきり暴れても大丈夫な&lt;br /&gt;「火山の部屋」】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;最初から「レインボーハウスを作る」ということではなく、震災遺児のための奨学金を集める募金活動をしていました。それ以外にも、できることがあればなんでもやっていましたよ。引っ越しの手伝いとか、孤児になった子のところへ遊びに行ったり・・・。そして半年経った頃、子どもたちの心が傷ついているのが分かりました。その時に、現地に残っていた、もう一人の職員が、「日本の中には遺児の心のケアをするような団体がないので、いつでも来られるような駆け込み寺みたいなものを作ったらどうだろうか？」と相談してきたんです。でも、子どもの心の傷がどういう物で、どういう風に癒したり、ケアするのか全く分かっていなかったので、アメリカのオレゴンにある「ダギーセンター」を視察に行きました。「ダギーセンター」は、愛する人との死別を体験した子どもたちのためのケアサポートプログラムセンターです。そこで、“暴れる部屋”とか“演劇ができる部屋”とか、子どもなりに感情が出やすい工夫が必要なのだということを勉強してきました。これは、「レインボーハウス」の原型になりました。そして、２年目は土地を探して、３年目には建設工事に入り、４年で完成しました。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――設立までには色々ご苦労もあったと思いますが・・・&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;初めは、なかなか賛同を得られませんでしたが、児童精神科の先生方が「手伝いますよ」と言ってくださったり、子どもたちのために何かしたいと思っている神戸市民の方たちが、「何でもやりますよ」と声をかけてくださったりしました。ご自身も被災されていたり、親しい方を亡くされたりしているのに、本当にたくさんの方が支えてくださいました。児童精神科の先生の中には、今なお１６年にわたってお付き合いいただいている方もいらっしゃいます。今でも「レインボーハウス」を運営できているのは、“人と人のつながり”だと思います。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――１９９９年設立後は、具体的にどのような活動をされていたのですか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;１つは、心のケアプログラム。もう１つは“来所促進”ですね。コンサートをしたり、お花見をしたり、色々な教室を開催しました。お茶とか陶芸とか、勉強とか・・・。子どもたちは自然と遊びにきていましたね。その時来ていた子たちが、今は、大学生になっていたり、自分の子どもを連れてきたりしています。大学生の子は、ボランティアで子どもたちの面倒をみるために来てくれてるんですよ。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――東京日野に「あしながレインボーハウス」を作られた目的は何ですか？&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-right&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img height=&quot;383&quot; alt=&quot;【ひとりになって泣くこともできる「おもいの部屋」】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_photo_4.jpg&quot; width=&quot;270&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【ひとりになって泣くこともできる&lt;br /&gt;「おもいの部屋」】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;「神戸レインボーハウス」ができてから、やっぱり「東京にもあったらいいよね」という話になり、２００７年に日野に建設しました。ちょうどその年、自殺者が３万人を超えたんです。保護者を自殺でなくした遺児の子たちは、震災遺児の子と同じように傷ついていました。半分くらいの子は親が亡くなる最後を見てしまっていて・・・。震災遺児の子も親が自分をかばって亡くなっていたりして、いずれの子どもの心の中にも“罪悪感”みたいなものがある。そういうところがよく似ていて、震災だけじゃない、日本全国にいる遺児のケアが必要だろうと・・・。&lt;br /&gt;日野の「あしながレインボーハウス」は、心のケアだけではなく、半分は遺児大学生の学生寮になっています。周辺に大学が多く通学に便利なこともあり、１００人くらいが生活しています。寮費も安く、勉強に集中して欲しいから、寮の学生は原則アルイバイト禁止です。&lt;br /&gt;立地が自然にとても恵まれているため、「あしながレインボーハウス」では、周辺の環境、山の自然の力を借りて子どもたちの心のケアにつなげています。みんなでタケノコを掘ったり、水浴びしたり、切った竹で流しそうめんをしたりしています。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――レインボーハウスとともに成長してきた子どもが、今度はボランティアに参加しているそうですね。&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;そうです。さきほどお話ししましたように、アルバイトは禁止ですので、その分勉強とボランティアをしています。また、学生寮の学生だけでなく、レイインボーハウスに来ていた多くの遺児が街頭募金や「レインボーハウス」のボランティアに参加しています。今回の東日本大震災で被災地に行った子もいます。阪神淡路大震災から１６年、一緒に成長してきた子どもたちが、今度は、ボランティアとして支援に参加する。長い時間、継続して活動してきたからこそ実現しているのだと思います。&lt;/p&gt;

&lt;div align=&quot;right&quot;&gt;（後編につづく）&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;div id=&quot;PR&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;八木俊介さんプロフィール&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;あしなが育英会職員　１９９３年入局。あしながレインボーハウス・チーフディレクター&lt;br /&gt;「神戸レインボーハウス」（１９９９年～）、「あしながレインボーハウス（東京日野市）」（２００７年～）の開設より遺児の心のケア活動に携わる。&lt;br /&gt;著書：「レインボーハウスの子どもたち」&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div class=&quot;entry-body-text&quot; style=&quot;BACKGROUND-COLOR: rgb(255,255,206)&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;東日本大震災から３カ月あまり経った６月２３日に取材に伺いました。ニューヨークでの「東北レインボーハウス」建設のための街頭募金に同行、盛岡でのファシリテーター養成講座の実施など東奔西走されている中、貴重なお時間をいただいてお話を伺いました。取材後、次の予定にすぐ向かわれた八木さん。後編では、その八木さんの原動力や想いをお伝えしていきます。&lt;/p&gt;

&lt;p class=&quot;more&quot;&gt;ｂｙ ニフティ「想い伝え隊」藤本、大空、高沢&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div id=&quot;PR&quot;&gt;&lt;p&gt;@niftyWeb募金では、「東北レインボーハウス」建設のための募金を受け付けております（2011年8月10日現在）。&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;東日本大震災復興支援募金（あしなが育英会）&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;&lt;a href=&quot;http://donation.nifty.com/tokusetsu/service/tokusetsu1/&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://donation.nifty.com/tokusetsu/service/tokusetsu1/&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div id=&quot;PR&quot;&gt;&lt;h3&gt;&lt;img height=&quot;35&quot; alt=&quot;「八木　俊介」さんからのお知らせ&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_pr_ttl.gif&quot; width=&quot;500&quot; /&gt;&lt;/h3&gt;&lt;br /&gt;&lt;h3&gt;関連サイトの紹介&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;●あしなが育英会&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;　　&lt;a href=&quot;http://www.ashinaga.org/index.php&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://www.ashinaga.org/index.php&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;●あしなが育英会　東日本大地震・津波　対応措置&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;　　&lt;a href=&quot;http://www.ashinaga.org/higashi_nihon/index.html#h1593&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://www.ashinaga.org/higashi_nihon/index.html#h1593&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;関連書籍の紹介&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;八木さんの著書、およびあしなが育英会の関連書籍をご紹介します。&lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/pOrA45&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;レインボーハウスのこどもたち―阪神・淡路大震災遺児の10年&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_book1.jpg&quot; width=&quot;68&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://amzn.to/pOrA45&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;レインボーハウスのこどもたち―阪神・淡路大震災遺児の10年&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;八木俊介　著&lt;br /&gt;価格：1,325 円（税込）&lt;br /&gt;ISBN:978-4990114473&lt;br /&gt;出版社：月間センター出版部&lt;br /&gt;発行年月：2004/12&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://210.150.87.117/about4.htm&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;機関紙「ＮＥＷあしながファミリー」K&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_book2.jpg&quot; width=&quot;90&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://210.150.87.117/about4.htm&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;機関紙「ＮＥＷあしながファミリー」K&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.bk1.jp/product/02305213&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;あしなが運動と玉井義臣&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_book3.jpg&quot; width=&quot;90&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://www.bk1.jp/product/02305213&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;あしなが運動と玉井義臣&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;金城学院大学教授・副田義也 著&lt;br /&gt;価格：3,000円（税込）&lt;br /&gt;ISBN:978-4000220132&lt;br /&gt;出版社：岩波書店&lt;br /&gt;発行年月：2003/3&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;table cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; width=&quot;500&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://210.150.87.117/about4.htm&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;「黒い虹」－阪神大震災遺児たちの一年－&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol29_book4.jpg&quot; width=&quot;90&quot; align=&quot;absMiddle&quot; border=&quot;0&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://210.150.87.117/about4.htm&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;「黒い虹」－阪神大震災遺児たちの一年－&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;筑波大学教授 副田 義也 監修&lt;br /&gt;価格：1,300円（税込）&lt;br /&gt;ISBN:978-4331505175&lt;br /&gt;出版社：廣済堂出版&lt;br /&gt;発行年月：1995/12&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;</content:encoded>


<dc:subject>育児・教育</dc:subject>

<dc:creator>想い伝え隊</dc:creator>
<dc:date>2011-08-10T08:34:35+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/2011/06/vol28-a266.html">
<title>Vol.28 柴田邦臣さん（後編）</title>
<link>http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/2011/06/vol28-a266.html</link>
<description>町の思い出のアルバムをＩＴを使ってよみがえらせたい</description>
<topimg>http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol28-later_thumbnail_m.jpg</topimg>
<content:encoded>東日本大震災の後、宮城県山元町で泥をかぶった写真を洗浄して持ち主に届ける『思い出サルベージアルバム・オンライン』プロジェクトを立ち上げられた柴田邦臣さん。この活動を始めることになったきっかけやその想いなど、心に響くお話を伺いました。&lt;h3&gt;――日本社会情報学会(JSIS-BJK)で災害情報支援チームを結成されて活動されているそうですね。&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-left&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img width=&quot;270&quot; height=&quot;200&quot; alt=&quot;【洗浄された写真】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol28_photo_4.jpg&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【洗浄された写真】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;宮城県の山元町を中心に、『情報』という側面から被災地の支援を行っています。今は特に、『思い出サルベージアルバム・オンライン』というプロジェクトを推進しています。今回の東日本大震災による津波で泥水にさらされたのは家だけではありません。思い出が詰まったたくさんの写真も、泥をかぶってしまいました。その写真から心をこめて泥を掃き、洗浄し複写して、誰のものかわからなくなってしまった写真を持ち主の手元に届ける。それがこのプロジェクトの目的です。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――このプロジェクトを始めることになったきっかけは何だったのですか？&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;話すと長くなりますが・・・。3月11日の震災の日、仙台に住んでいた頃いっしょにNPO活動をしていた仲の良い車椅子の友人から電話がかかってきたんです。彼はその日は、山元町の友人と仕事で島根に出張していました。それが震災が起こって、宮城に帰れなくなってしまったんです。車椅子の方は自宅では自立生活できても、ホテルで避難暮らしする際には支援が不可欠です。それで二人を羽田まで迎えに行ったのです。そのころは「被災地に帰れない被災された方」が、羽田や東京駅にたくさんいらっしゃいました。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――仙台に帰れない、帰宅難民になってしまったのですね。&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;いわゆる首都圏で電車が止まった帰宅難民とは異なります。友人たちとホテルで見ていた、テレビから流れてくる震災のニュースは凄まじい状況でした。山元へは電話も携帯も繋がらず、全く連絡が取れません。津波が国道六号を超えたというニュースを聞いた山元町の友人の、「これが本当だったら、家はもうない・・・」と言った時の表情で、私たちが何に直面しているのか、その深刻さが理解できたような気がしました。安全な場所にいる人は、安易に宮城に帰ろうとするべきではない、と言われていることはわかっていました。でも、だから何もしなくてよいとは思えなかった。とにかくご家族の安全だけでも確認しに行く必要がある。そこで車に灯油、電池を積めるだけ積んで、帰りの分のガソリンを携行缶で持参して、15日に新潟経由で仙台に入り、山元町まで行くことにしたのです。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――その時の山元町は、どのような状況でしたか？&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-right&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img width=&quot;270&quot; height=&quot;200&quot; alt=&quot;【外には自衛隊の装甲車が立ち並ぶ】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol28_photo_5.jpg&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【外には自衛隊の装甲車が立ち並ぶ】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;3月なのに吹雪いていた笹谷峠を越えていきました。道路状況が悪く通行止めが多数あったので、Googleの通行実績マップと、現地からのtwitterが貴重な情報源でした。役場に到着すると庁舎は壊れていて、災害対策本部はまだテントの中でした。その時にお会いした職員の方々とは、今でも仲良くさせていただいています。外には自衛隊の装甲車が止まり、裏のほうでは焚き火が焚かれ、「とにかく動ける人も物資も足りない」の一言に尽きました。&lt;br /&gt;　幸い、友人の家族はご無事で、再会と帰宅を果たすことができました。皆もらい泣きしてしまって、私もこれまで経験がないくらいに涙が止まりませんでした。でも、ライフラインは止まっていて、ガソリンも灯油も手に入らない・・・。そこに友達を置いて帰らなければならない。ですから、持ってきていた灯油や物資を置いて、「とにかく必要な物は送るし、必ず助け続けるから！」と約束して、東京に戻ってくることになりました。振り返れば、帰り際に涙ぐみながら抱き合った時に交わした、あの時の約束で、ここまで来ているような気がします。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――お友達との絆が今回の活動の始まりだったのですね。&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;でも、東京に帰ってくると、やはり現地の情報がわかりにくくなりました。マスコミは始めの頃は、三陸と原発ばかりで山元を全然取り上げてくれないし、ネット上の情報も分散してしまっていて全然わからないので、個々人がtwitterなどで発信しているコメントを集めて現地の情報を網羅できるようなサイトを作ることにしました。最初は一人でやっていたのですが、全然間に合わなくて、所属の大妻女子大、さらには日本社会情報学会(JSIS)の研究者に声をかけ、それからは数人のメンバーといっしょに支援活動をしていくことになりました。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――それからまた現地に行かれたのですか？&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-left&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img width=&quot;270&quot; height=&quot;200&quot; alt=&quot;【山元町の災害対策本部にて、ネット環境に繋げたパソコン】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol28_photo_6.jpg&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【山元町の災害対策本部にて、&lt;br /&gt;ネット環境に繋げたパソコン】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;細々とサイトを続けていて、ネット上で語られていることと現地の友人たちから得られる情報のギャップが開いていくことを実感していました。「安易に現地に行くな、自衛隊に任せろ」と言われていたけど、地元では「誰でもいいから人手が欲しい」と言われていたり・・・。もう一度きちんと確認しないといけないと思って、3月末に当時新宿から頻繁に出ていた被災地行き高速バス、いわゆる“支援バス”に乗って山元に行きました。そこで、3週間が過ぎようとしているのに状況が好転できていないことに、再び衝撃を受けました。地元はお年寄りが多くそもそもネットに詳しくありません。ネットに詳しい方はご自宅が被災したり、復旧活動で忙しかったりしてパソコンに向かえない。まだ避難所にはネットがなかったですし・・・。現地の情報を定期的に発信するような、常駐の専門部隊が必要だと考えました。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そこで日本社会情報学会(JSIS)の若手研究者支援部会(BJK)に声をかけ、「パソコンが使えてテントが張れて魂が熱い」研究者を誘って「災害情報支援チーム(JSIS-BJK)」を組み、4月5日から山元町役場に常駐することにしたのです。もっとも自分たちには、スキルはあっても機材がありません。そこでMLで知り合ったニフティの社員さんにボランティアをお願いし、リユースパソコンと無線のネット回線を整えてもらいました。ネット企業は研究者にないノウハウをお持ちで、無い資源をどこからか持ってきたり、上手に組み合わせたりして、次々パソコン環境を組んでくださいました。考えてみればニフティさんとは、あの頃からの強い紐帯で、結ばれているんですよね・・・。先も何も見通せなかったテント生活についてきてくれて、次々と物資を提供してくれたニフティのみなさんの、熱い思いには本当に感謝しています。そういえば阪神大震災の頃のパソコン通信でもお世話になっていました。まさに日本を代表するネット企業のDNAですね。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――そう言われるとやりがいがあります。ところで、『思い出サルベージアルバム・オンライン』を始めることになったきっかけは・・・？&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-right&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img width=&quot;270&quot; height=&quot;200&quot; alt=&quot;【海水をかぶって泥だらけになった被災地のアルバムや写真】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol28_photo_7.jpg&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【海水をかぶって泥だらけになった&lt;br /&gt;被災地のアルバムや写真】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;JSIS-BJKの常駐部隊は若手研究者・院生がローテーションして、当初は避難所のパソコンメンテナンス、プリンタの設置と管理、災害コミュニティFMりんごラジオのblog運営などを続けていました。そのうち、あらゆるパソコンニーズが私たちのところに集まるようになったんですが、中でも写真の印刷、取り込み等、写真に関するニーズが増えてきました。ある時メンバーの一人が、がれき撤去をした自衛隊によって、路肩にアルバムやご位牌が置いてあることに気がついたんです。津波の場合、地震と違って、自分の家のところに自分のものが埋まっているわけではありません。お年寄りの方が集落の中を歩き回っているんですが、どうも写真を探していらっしゃるらしいということがわかりました。山元町は高齢の方が多いので、写真をデジタルデータで持っているわけじゃないんです。流されたアルバムが、みなさんの唯一のものなんです。だから、結婚式や新婚旅行の思い出が、その中に全部入っているんです。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――アルバムには思い出が詰まっているんですね・・・。&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-left&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img width=&quot;200&quot; height=&quot;270&quot; alt=&quot;【心を込めて写真をきれいにしていく】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol28_photo_8.jpg&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【心を込めて写真をきれいにしていく】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;話を聞いてみると、ほとんどの方が泥だらけで折れ曲がった写真を持っていらっしゃいました。アルバムごと濡れてしまって、なんとかきれいに剥がせたものだけ取って、後は燃やしてしまったという話も聞きました。「思い出にバイバイだよね」って言われた時の、その表情に、本当にショックを受けて・・・大変な事態が起こっていたことに気がつきました。海水をかぶっているわけですから、そのままだと塩で変色したり、カビが生えて劣化していくだろう。必死の思いで拾い集めたものなのに・・・自分なら耐えられないと思ったんです。今の状態を再印刷するだけでも、保存は可能です。そこで試しに、数枚の写真をお預かりして洗ってお返ししたい、と申し出たんです。でも泥をかぶった写真は、思ったよりきれいにはならなくて・・・そこで富士フィルムさんに電話をして、写真を洗うノウハウや機材を提供していただくと共に、フォトレタッチのためのIT機器を持ち込むことにしたのです。その時に、洗った写真をスキャナして、ネットを介して東京に送り、うちの大学（大妻女子大学）の学生たちがレタッチをして現地にお返しする、ということを始めました。少しでもきれいな状態に戻してあげたかったのです。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――そこで、写真洗浄の活動に繋がるのですね。&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-right&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img width=&quot;270&quot; height=&quot;200&quot; alt=&quot;【大学生ボランティアも参加】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol28_photo_9.jpg&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【大学生ボランティアも参加】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;私たちは学術学会なので、単なる写真洗浄だけで帰ってきてはいけないと思いました。失われてしまったからこそ、新しく得られるものがあってもよい。それがITなら、社会情報学会にとってもどんなによいだろう、と考えています。洗浄したからといって写真の劣化が止まるわけではありません。またアルバムによっては洗浄してしまうと、せっかく残っていた写真の表面が流れて、無くなってしまうものも存在する。その場合、現状を留めるには複写しかない。今はプロのフォトグラファがボランティアで複写してくれています。仮にオリジナルのアルバムが劣化してしまっても、デジタルで保存できます。またそもそも、20万枚を優に上回るであろう被災写真を、一枚一枚見て探し出すのは難しい。そこで最新の顔認識技術を導入したり、キーワードで検索可能にしたりできるようにして、探しやすさを改善させる予定です。被災は起こってしまったけれど、だからこそ山元に最新のITが導入されたといったことが、もっとあってもいいと思うんです。中学校で最新のレタッチ技術を学ぶ授業をしよう、という話もあるんですよ。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――子どもたちにとっても、貴重な経験になりますね。&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;これも私たちの目的です。山下・坂元の両中学校とは連携していて、すでにたくさんの写真を洗浄してもらうことができました。実は中学生たちは、洗浄がとても上手なんです。私たちよりうまいくらい。きっと「地元の思い出を助ける」という気持ちの入り方が違うのかも、と思っています。中学校で洗浄させてもらうと、いろいろな「語り」も生まれるんですよ。指導の先生が次々卒業生を見つけてくださったり、中には生徒さんが校長先生の写真を見つけたりもしました。写真は個人の「思い出」というだけでなく、それをみんなで見て「語り」、次世代に繋いでいくという役割もあったんですよね。中学生に参加してもらうことで、「こういう神社のお祭りがあって・・・」とか「この時はこんな面白いことがあって」といったような話にもなるかもしれない。そこでの驚きや感動、「地域の歴史」の連なりを子どもたちに体験してほしいと思っているんです。自分が山元で生まれて、その歴史の一部なんだ、それを継ぐ者の一人なんだ、という意識を生むきっかけになれれば、本当にうれしいですね。&lt;/p&gt;

&lt;h3&gt;――『思い出サルベージアルバム・オンライン』ですね。&lt;/h3&gt;

&lt;div class=&quot;photo-left&quot;&gt;&lt;div class=&quot;photo&quot;&gt;&lt;img width=&quot;270&quot; height=&quot;200&quot; alt=&quot;【洗浄した写真は１枚ずつ丁寧に干す】&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol28_photo_10.jpg&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;br /&gt;&lt;center&gt;【洗浄した写真は１枚ずつ丁寧に干す】&lt;/center&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;思い出のアルバムをサルベージ（※）する、という意味では、『思い出アルバムサルベージ』なんですが、『思い出サルベージアルバム』と名づけたのは、助けられた思い出が集まったアルバムとして復活してほしい、という発想だったんです。そのアルバムは、流されてしまった写真・アルバムを本来の持ち主にお返しするためのアルバムです。流されてしまった量は膨大で、個人の力では見つけられない。だから発見のためにも「繋がりの力」が大事だと思うんです。今のところ一番よく見つかる方法は、「自分のはまだだけど、知り合いのがあった」というもの。それを問題ない範囲でIT上に書きとどめ、検索していただけるようにしたいと思います。被災アルバムは重たく、お年寄りがめくって探すのは大変です。スライドショーにしてゆっくり見ていただいたり、仮設住宅の集会場でご家族と探していただくといったオンラインで可能になる機能も考えています。そこに「あの時、こういうこと、あったね」って会話が起こる。その会話や繋がりが、山元の歴史をさらに伝承していってくれると思うんです。流されたアルバムは個人の思い出だけじゃなく、街の記憶や地域の歴史でもあった。ITなら、その再スタートに貢献できると思うんですよね。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;そもそも、あの状態のがれきの中から回収できたというだけで、一つの奇跡なのかもしれません。だから私たちは徹底的に、最後の一枚まで返却するために働いています。そしてだからこそ、「やさしい展示」を心がけたいと思っています。それは「探しやすさ」という意味でもあるし、語りや繋がりを感じさせる工夫をして、少しでも気持ちを癒していただけたら、という意味でもあります。思い出、記憶、そして心を「繋ぐ」ようなアルバム返却を、情報技術で支えていければ。そう思っています。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;※サルベージ：遭難した船の人命・船体・積み荷などを救助すること。 &lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;h3&gt;――１枚でも多くの思い出の写真が持ち主の元に戻ることを心から願っています。ありがとうございました。&lt;/h3&gt;

&lt;div id=&quot;PR&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;strong&gt;柴田 邦臣さんプロフィール&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;大妻女子大学社会情報学部准教授、日本社会情報学会(JSIS)理事。専門は、福祉情報論、ICTメディア研究、社会情報学。東北大学大学院文学研究科人間科学専攻にて博士課程修了後、日本学術振興会特別研究員を経て、現職。東日本大震災後、日本社会情報学会(JSIS-BJK)災害情報支援チームを結成し、山元町を中心に『情報』の面から被災地支援を実施。&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div class=&quot;entry-body-text&quot; style=&quot;background-color: rgb(255, 255, 206);&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ボランティア活動を通して知り合った仲間との友情から始まった『思い出サルベージアルバム・オンライン』プロジェクト。きれいに復元された写真が、みなさんの心を温めてくれることを願わずにはいられません。そして、お話を伺いながら、自分にできる支援を何かしていきたいと、あらためて感じさせていただいたインタビューでした。&lt;/p&gt;

&lt;p class=&quot;more&quot;&gt;ｂｙ ニフティ「想い伝え隊」大空、田代、高沢&lt;/p&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div id=&quot;PR&quot;&gt;&lt;h3&gt;&lt;img width=&quot;500&quot; height=&quot;35&quot; alt=&quot;「柴田 邦臣」さんからのお知らせ&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/vol28_pr_ttl.gif&quot; /&gt;&lt;/h3&gt;

&lt;h3&gt;関連サイトの紹介&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;●　日本社会情報学会(JSIS-BJK)災害情報支援チーム&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;　　&lt;a href=&quot;http://jsis-bjk.cocolog-nifty.com/&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://jsis-bjk.cocolog-nifty.com/&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;●　「思い出サルベージアルバム・オンライン」プロジェクト紹介動画&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;　　&lt;a href=&quot;http://www.youtube.com/watch?v=DYk5EhBJ_JI&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://www.youtube.com/watch?v=DYk5EhBJ_JI&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;●　災害臨時FM 「りんごラジオ」 ブログ&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;　　&lt;a href=&quot;http://ringo-radio.cocolog-nifty.com/&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://ringo-radio.cocolog-nifty.com//&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;●　柴田さん　ツイッター&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;　　&lt;a href=&quot;http://twitter.com/#!/shiba_zemitter&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://twitter.com//#!/shiba_zemitter&lt;/a&gt; &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;strong&gt;●　大妻女子大学　社会情報学部　社会生活情報学専攻&lt;/strong&gt;&lt;br /&gt;　　&lt;a href=&quot;http://www.sis.otsuma.ac.jp/liv-c/teacher_shibata.html&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;http://www.sis.otsuma.ac.jp/liv-c/teacher_shibata.html &lt;br /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;&lt;br /&gt;&lt;h3&gt;関連書籍の紹介&lt;/h3&gt;

&lt;p&gt;柴田さんの関連書籍をご紹介します。&lt;/p&gt;

&lt;table width=&quot;500&quot; cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/ç¾ä»£ææ³2011å¹´1æå·-ç¹é-ï¼§ï½ï½ï½ï½ï½ã®ææ³/dp/4791712218&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img width=&quot;90&quot; border=&quot;0&quot; align=&quot;absMiddle&quot; alt=&quot;『現代思想2011年1月号　特集=Ｇｏｏｇｌｅの思想』152-170 &quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/shibata_book2.jpg&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/ç¾ä»£ææ³2011å¹´1æå·-ç¹é-ï¼§ï½ï½ï½ï½ï½ã®ææ³/dp/4791712218&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;br /&gt;&lt;strong&gt;『現代思想2011年1月号　特集=Ｇｏｏｇｌｅの思想』152-170 &lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;柴田邦臣&lt;br /&gt;「装置としての〈Google〉・〈保健〉・〈福祉〉―〈規準〉で適正化する私たちと社会のために―」&lt;br /&gt;出版社：青土社&lt;br /&gt;発行年月：2010年12月&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;br /&gt;&lt;table width=&quot;500&quot; cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/ã¿ããã«æ¶ããç¤¾ä¼å­¦âæå%20±ã»ã¡ãã£ã¢ãå­¦ã¶äººã®ããã«-æ©å-è£å­/dp/4623045412/ref=sr_1_1?s=books&amp;amp;ie=UTF8&amp;amp;qid=1306829560&amp;amp;sr=1-1&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img width=&quot;90&quot; border=&quot;0&quot; align=&quot;absMiddle&quot; alt=&quot;みらいに架ける社会学―情報・メディアを学ぶ人のために&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/shibata_book1.jpg&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/ã¿ããã«æ¶ããç¤¾ä¼å­¦âæå%20±ã»ã¡ãã£ã¢ãå­¦ã¶äººã®ããã«-æ©å-è£å­/dp/4623045412/ref=sr_1_1?s=books&amp;amp;ie=UTF8&amp;amp;qid=1306829560&amp;amp;sr=1-1&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;みらいに架ける社会学―情報・メディアを学ぶ人のために&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;柴田邦臣2006b，&lt;br /&gt;「メディア・リテラシー―社会に参加する知の積層―」&lt;br /&gt;ISBN:978-4623045419&lt;br /&gt;早坂裕子・広井良典編著&lt;br /&gt;出版社：ミネルヴァ書房&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;br /&gt;&lt;table width=&quot;500&quot; cellspacing=&quot;5&quot; cellpadding=&quot;0&quot; border=&quot;0&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td width=&quot;100&quot; rowspan=&quot;2&quot;&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/ç¤¾ä¼å­¦ã®ã¤ã°ãâå»çã»çè­·ã»ç¦ç¥ãå­¦ã¶äººã®ããã«-æ©å-è£å­/dp/4623056309/ref=dp_return_2?ie=UTF8&amp;amp;n=465392&amp;amp;s=books&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;img width=&quot;90&quot; border=&quot;0&quot; align=&quot;absMiddle&quot; alt=&quot;社会学のつばさ―医療・看護・福祉を学ぶ人のために&quot; src=&quot;http://kouken-int.nifty.co.jp/blog/images/shibata_book3.jpg&quot; complete=&quot;true&quot; /&gt;&lt;/a&gt; &lt;/td&gt;

&lt;td&gt;&lt;a href=&quot;http://www.amazon.co.jp/ç¤¾ä¼å­¦ã®ã¤ã°ãâå»çã»çè­·ã»ç¦ç¥ãå­¦ã¶äººã®ããã«-æ©å-è£å­/dp/4623056309/ref=dp_return_2?ie=UTF8&amp;amp;n=465392&amp;amp;s=books&quot; target=&quot;_blank&quot;&gt;&lt;strong&gt;社会学のつばさ―医療・看護・福祉を学ぶ人のために&lt;/strong&gt;&lt;/a&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;

&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;p&gt;柴田邦臣&lt;br /&gt;「情報・メディア・プライバシー―『生活の情報化』をどう生きるか」&lt;br /&gt;ISBN:978-4623056309&lt;br /&gt;早坂裕子・天田城介・広井良典編著&lt;br /&gt;出版社：ミネルヴァ書房&lt;/p&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;&lt;/div&gt;

&lt;div&gt;&lt;/div&gt;</content:encoded>


<dc:subject>福祉</dc:subject>

<dc:creator>想い伝え隊</dc:creator>
<dc:date>2011-06-16T18:03:55+09:00</dc:date>
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