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Vol.24 杉田洋さん(後編) 心がゆさぶられる体験を繰り返して、人は成長していく

新学習指導要領に加えられた「人間関係」という言葉を生かすべく、全国を飛び回りながら『特別活動』の普及に力を入れておられる文部科学省教科調査官の杉田洋さん。魂が入った『特別活動』とはどんなものなのか、特別養護老人ホームでの交流活動を通して心にしみる具体的なお話を伺いました。

――『特別活動』に力を入れるようになったきっかけは何かあるのですか?


【公開インタビューを参観に来られた
先生方を前にお話される杉田さん】

子ども時代の経験は大きく影響していると思います。小学校6年のとき、私は学校に登校するときの通学班の班長でした。1年生から6年生までを束ねていかなければならなかったのですが、始終、喧嘩があったり、泣く子が出たりしていたので、みんながまとまるために自分に何かできないかと考えました。それで、ラジオ体操のカードみたいなものをみんなに配って、消しゴムを彫って印を作り、近所の竹林を1周したらカードに印を押してあげる、なんてことを始めたんです。そうすると、班のメンバーがだんだんまとまるようになってきました。遊びの中に目標を作り、みんなで励まし合い、共に達成感を味わう、というこうした経験も、今考えると、『特別活動』に力を入れるようになったきっかけになっているように思います。

――著書『よりよい人間関係を築く 特別活動』の中に、“引っ込み思案で、言葉少ない子だった”、と書いてありましたが、今では想像できません。

私は小学5年くらいまでは他のクラスメイトより体も細く、運動も勉強もみんなになかなかついていけない子どもでした。それが、卒業生を送るイベントの劇で主役をやることになって。「ろくに声も出せないこいつに、できるわけがない」とクラスメイトから言われ自信をなくしていたとき、担任の先生が、こう言ってくれたのです。「この子はできる子です。杉田くんは必ずできます」。“僕にもできるかもしれない”、と希望の光が射し込んできた瞬間でした。必死にセリフを覚えて、本番をなんとか乗り切ったとき、先生やクラスメイトが駆け寄ってきて「練習よりずっと声が出てたよ」と言って褒めてくれました。あの「学芸会」という『特別活動』での一連の体験が、自分の転機になったように思います。

――先生のひとことで「がんばってみよう」という意欲が芽生えたのですね。?

教師の何気ないひとことが、子どもの心を奮い立たせることもあれば、逆に傷つけることもあります。教師にとって、「子どもたちと何とか心を通わせようとする思い」や「何とか理解しようとする一貫した姿勢」が大切だとしみじみ感じています。

――保護者の中には「『特活』の時間にみんなで遊ぶくらいなら、漢字の一つでも教えてほしい」という人もいるようですが・・・

【マズローの欲求の5段階説】
【マズローの欲求の5段階説】

そういった学力優先の保護者の方々には、『マズローの5つの欲求段階説』と学校生活のかかわりについての私の考え方を聞いてもらうと、『特別活動』の重要性を理解していただけるのではないかと思います。アメリカの心理学者、アブラハム・マズローは、こう唱えています。人間は、第一段階の根源的な欲求である「生理的欲求」が満たされてはじめて、一段階上の欲求である「安全欲求」を志し、さらに、「所属欲求」や「承認欲求」が満たされることによって、「自己実現の欲求」を志す、という考え方です。この考え方に基づけば、例えば、小学生の段階では、学校での学級(集団)が、一人一人の子どもにとって、心の安定する場所になっているのか、自分の居場所があり所属感がもてる場所になっているのか、みんなから認められて自尊心が保てるような場になっているのか、ということが子どもたちの「自己実現の欲求」を引き出す上で重要だと考えられます。「自己実現の欲求」、すなわち「目指したい自分のイメージ」がもてる子どもは、心も学力も育ちやすいですから、学校・学級は、そういう子どもを育てる“望ましい集団”である必要があると考えています。

――“望ましい集団”になるためにも『特別活動』の授業は重要なんですね。

ただし、単に『特別活動』をやればいいというわけではありません。そこに魂がしっかり入っているかどうかが重要です。例えば、異年齢活動で、子どもたちにお年寄りとのコミュニケーションを体験させるとき、たった1回だけ、お互いの名前もわからないような状況で交流をさせたとしても、子どもの心はあまり動かないと思います。ある学校の例をお話しましょう。その学校では、「特別活動」と「総合的学習の時間」を使って、年に4回、特別養護老人ホームとの交流活動を、お年寄りの方と子どもをペアにして行いました。1回目、何の準備もせずに対面させると、予想どおり、子どもたちは何もできずに帰ってきました。ほとんどの子どもはお年寄りと一緒に暮らした経験がないので、何を話したらいいのかがわからないのです。最初にこのような「うまくいかない」経験をさせることは大切で、子どもたちは次に、「どんなことをしたら、お年寄りの方は喜んでくれるのか?」を真剣に考えるようになります。そして、「自分たちにできることは、コミュニケーションをとることだ」、ということに気づいていくのです。

――コミュニケーションが大切ということに、自分で気づいていくのですね。

【特別養護老人ホームでの異年齢交流活動の様子についてお話される杉田さん】
【特別養護老人ホームでの異年齢交流活動の
様子についてお話される杉田さん】

はい。それで2回目の交流では、お年寄りの方とコミュニケーションをとるために、何か遊び道具を持っていこう、ということになったんですね。ある男の子は、大きな木の箱に釘をたくさん打って、ビー玉をはじいて得点の穴に入れるような道具を作って持っていきました。そして、「おばあさん、これは、僕が作ったんだ!一緒に遊ぼう!」と言いましたが、その子とペアのおばあさんは、その日は具合が悪く、全く反応がありませんでした。事前学習で、お年寄りは耳が遠い、ということを学んでいたので、今度はもっと近づいて大きな声で説明を始めました。でも、おばあさんの表情は全く動かず、その子は涙をボロボロとこぼしながら、何度も説明を繰り返しました。隣にいたおじいさんが、見かねて、「きみがおばあさんを元気にしたい気持ちはわかったから、もういいよ。おばあさん、今日はちょっと具合が悪いんだよ」と声をかけました。でも、この子は、泣きながら説明を続けていました。すると、おばあさんの目からもひとすじの涙がこぼれていました。

――その子の気持ちが、おばあさんに通じたのかもしれませんね。

そうですね。それから、この子はどうしたと思いますか?いきなり、おばあさんの横に座り、おばあさんの手を握りビー玉を持たせて、「いい?はじくよ?すごい、入った!僕より上手だよ!」って、泣きながらやっていましたよ。それから、3回目に施設を訪問したときは、そのおばあさんは元気になっていました。前回のことは覚えていなかったようですが、この子の名前を呼んで、「よく来た」と言ってお菓子を握らせてくれました。その日のこの子感想は、「僕がおばあさんを元気にした!」でした。“自分にも何かできる”、という体験は、とても重要なんですよね。そして、4回目の訪問では、残念なことに、このおばあさんは亡くなっていたのです。その子はものすごい大きな声で泣きました。死ぬということ、生きるということはどういうことか、悲しみや喜び、そして食べることや排泄することまで、いろいろ考えたと思います。その子は、その後、乱暴な行為が減ってやさしくなったと聞きました。もちろん、この体験だけが彼を変えたとは言いません。でも、人間は、このような心が揺さぶられる体験を繰り返して成長していくのだと思います。

――心を揺さぶられる経験の繰り返しが人を成長させていくのですね。最後に、これからの抱負などをお聞かせいただけますか?

【新学習指導要領に込められた想いを、広く伝えていきたいとお話される杉田さん】
【新学習指導要領に込められた想いを、
広く伝えていきたいとお話される杉田さん】

学校というのは小社会ですから、学校の社会で生きていけたら、外の社会でも生きていけるはずです。もし、わかり合えないなら、話すべきですし、話し合うべきです。よりよい社会をつくっていくために、一人でいるより、集団でいるほうが、世の中が楽しくて明るくなって未来が拓かれる、そして、集団というのは一人でできないことが解決できる場所だということがわかる、そんな人間を育てていきたいと思っています。日本各地に、学習指導要領に基づいて「特別活動」をしっかりやっている学校があります。全校児童が十数人で複式のクラスに4人しかいない小さな学校でも、子どもたちは学級会をやって、「低学年のために何ができるだろう?」と話し合っているんです。そういう姿を見ると、学習指導要領というのは、表面的にはただの文字だけれど、そこにはきちんと魂がこもって伝わっていくんだなぁと感じています。だからこそ、つくるだけで終わりではなく、その想いをいかにつないでいくか、というところをきちんとやらなければいけないと思います。山の中の小さな学校にも足を運んで、いつもと同じくらいの熱意で手を抜かず、これからもこのようなメッセージを発信していきたいと思っています。

――本日は大変貴重なお話をありがとうございました。

杉田洋さんプロフィール
文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官。
国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官[小学校・特別活動担当]。
日本特別活動研究会理事を歴任。
学生時代に青少年の健全育成を中心としたボランティア活動に没頭した経験から教職をめざす。浦和市小学校。浦和市教育委員会・さいたま市教育委員会勤務を経て、平成16年4月より現職。


『特別活動』についての具体的なお話を伺いながら、これは学校だけではなく、会社や社会の中でも、人間が人間として生きていくために必要な活動だと感じました。また、「心を揺さぶられる体験を繰り返すことで、人は成長していく」、と思うと、人生の中で、辛く悲しいことがあっても、“この体験から何を学んだのだろう?”と前向きに生きられるようになると思いました。心が温かくなる素敵なお話をありがとうございました。

by ニフティ「想い伝え隊」大空、岡本、高沢

「杉田 洋」さんからのお知らせ

関連サイトの紹介

●特別活動「希望の会」

特別活動「希望の会」は、特別活動に取り組むすべての人々をつなぐネットワークです。

http://kibounokai.net/



関連書籍の紹介

杉田さんの著書および関連書籍をご紹介します。

●主な著書

よりよい人間関係を築く 特別活動 よりよい人間関係を築く 特別活動

価格:1,890円(税込)
ISBN:978-4-8100-9546-3
出版社:図書文化社
発行年月:2009/12

教室環境づくり早わかり 教育技術MOOK
教室環境づくり早わかり 教育技術MOOK

価格:800円(税込)
ISBN:978-4-09-105282-7
出版社:小学館
発行年月:2008/1

●主な編著書

心を育て、つなぐ特別活動 道徳的実践へのアプローチ
心を育て、つなぐ特別活動 道徳的実践へのアプローチ

価格:1,800円(税込)
ISBN:978-4-89423-651-6
出版社:文溪堂
発行年月:2009/8

担任がしなければならない学級づくりの仕事12か月
担任がしなければならない学級づくりの仕事12か月
小学校低学年小学校中学年小学校高学年

価格:1,995円(税込)
ISBN:978-4-18-287014-9
ISBN:978-4-18-287118-4
ISBN:978-4-18-287212-9
出版社:明治図書出版
発行年月:2010/2

改訂対応小学校学級活動のファックス資料集
改訂対応小学校学級活動のファックス資料集
楽しい活動を生み出す
低学年中学年高学年

価格:2,100円(税込)
ISBN:978-4-18-287014-9
ISBN:978-4-18-287118-4
ISBN:978-4-18-287212-9
出版社:明治図書出版
発行年月:2010/2

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コメント

 2年前、わたしの学校はいわゆる「荒れ」を経験しました。授業が成立しない、いじめが起こる、保護者や地域住民からのそのことを心配した苦情が教育委員会に寄せられる等々。そのとき、教育委員会にいた私は、何度も学校を訪問し、改善策を学校と話合い、具体的な取組を進めてもらいましたが、なかなか、改善しませんでした。そして、私は、本校に校長として赴任させて頂くことになったのです。その頃の子どもたちは、「自分に対する自信が無い」「学校が楽しくない」と思っている子どもたちがたくさんいたのです。そして、学力テストの結果も当然ながら低かったのです。このような学校を立て直すために、私が赴任したその日に職員に伝えたのが「特別活動を中心にした、子どもにとって楽しい学校をつくる」ということでした。これは、もちろん、杉田 洋先生のお話しにあった「マズローの欲求の五段階説」や、特別活動の果たす教育的な意義を大いに参考にさせて頂いたからなのです。それから、各学級では「学級会」に取り組んでもらいました。異年齢の縦割り集団活動や地域のひと、もの、ことに関わる学校行事(海岸清掃、地引き網、鐘崎山笠、漁師さんのうちに泊めてもらう四泊五日の宿泊体験、等々)に取組んできています。特別活動を学校改革の具体的方策として取組んで2年目、今、学校が、子どもたちが少しずつ変わってきています。学校は、学習塾ではありません。友達がいるのです、その友達とのよりよい関係をつくり、楽しい学校をつくるのが特別活動なのです。早稲田大学野球部主将の斉藤君がいった”仲間”をつくるのも特別活動なのです。杉田調査官、お元気でご活躍ください。

投稿: 福岡 脇田哲郎 | 2010年11月 4日 (木) 06時23分

以前、講演で特別養護老人ホームでの交流活動のお話をお聞きし、あの男の子の変容といいますか、成長に感涙したことを思い出しました。子ども達は体験を通してたくさんのことを学び、心を動かし、人と人のつながりの大切さを感じることができる・・・と「特別活動」との出会いから学びました。大人になっても、やはり体験することから多くの学びや心の揺さぶりがあると思います。
私の勤める学校でオータムフェスタが行われました。異学年交流の一つの行事でもあります。4~6年生がそれぞれゲームショップを開き、兄妹学級でショップを回りスタンプや得点をもらうというものです。6年生となり、学級会で3つのショップを決め、企画準備を進めました。子ども達はいつの間にか設計図をかいていたり、近くのお店に段ボールをもらいにいったり、看板を作ったりとものすごい集中力¥?で当日を迎えました。一つだけびっくり迷路という大がかりなショップを作っていまして、ぎりぎりまで作業に追われていました。手伝い班がかけつけ、なんとか間に合いそうな時、2人の女の子が、言い争いをしていました。泣きながら、応援に来た子になにやら叫んでいました。(開始直前で大ピンチ)
そんなことがありながらも、なんとか大盛況で終わり、ふり返りをしました。2人の感想に「6年間で一番楽しく、真剣に取り組んだフェスタでした。これで終わるのが、淋しいです。1年生もとても喜んでくれました。」「他のチームが応援にかけつけてくれたのが、一番うれしくておかげで本番うまくいきました。あせっていて、強く言いすぎましたけど、本当はありがとうです。」
本気で取り組んでいたからこそもめたり、泣いたり、考えたり・・・貴重な体験ができるのだと思いました。
中には、大変なので来年からやめたら?という声もあるのですが、子ども達がたくさん学び、人とひとがつながることができる行事はなくしてはならないと思います。長くてすみません。
また杉田先生のお話を聴ける日を楽しみにしております。

投稿: 熊本 ari | 2010年10月31日 (日) 14時31分

杉田先生のお話には「教育の原点」がありますね。
学校教育が決して見失ってはならない、人と人とがつながることで生まれる、人としての自覚、絆、誇り、人間愛・・・。
これからも学校が、「血の通った心の教育」をする場であることを心から願います。
やっぱり運動会や文化祭、学級会などなど、特別活動って、とっても大事な教育活動だと思います!!

投稿: 埼玉 木村 | 2010年10月29日 (金) 02時03分

 私は中学校に勤務していますが、中学生が本気になった集団活動には身体の芯から感じるふるえや感動があります。それを通した生徒の変容はいうまでもありません。そんな思いや体験の繰り返しが私の教員生活の原動力でもあります。
 9月、10月の学校行事やそれらの行事に向けて、また学級生活の充実と向上をめざした学級会、生徒が活躍する生徒集会、全校合唱など、あらためて特別活動の教育力を再認識したこの2カ月でした。杉田調査官の思いにおおいに共感し、できる範囲で精一杯がんばっていきたいとあらためて感じている今日この頃です。ありがとうございました。

投稿: 埼玉県 中学校教師 | 2010年10月28日 (木) 22時47分

 人は感動をしながら成長していくんです。そうです。杉田先生のおっしゃる通りです。
 で、その感動は、かなりの割合で人との関係において生まれるものです。だから、人と人との関係づくりを学ぶ機会である特別活動が大事なんですね。
 運動会でも学芸会でも自然教室でも、集団活動だから感動的な場面が生まれ、成長の機会になるんですね。それがよく分かりました。
 どの学校でも特別活動を大切にしてくれれば、子どもたちはもっともっと大きく成長できるようになると思います。そんなことを思わせていただきました杉田先生に感謝します。

投稿: 大庭 | 2010年10月28日 (木) 21時07分

運動会、音楽会と2学期は学校行事が目白押しです。
素敵なエピソード、子ども一人ひとりの成長が多くみられる時間です。6年生としてのリーダー、学校のために…。そんな姿を感じ取る下級生たち。学校の「ゆめ」を大切に子供たち手づくりのものを数多く創っていきたいです。

私の学校でも学級活動(1)の授業研究がおこなわれました。杉田先生のように写真を撮りながら、真剣なまなざしからものすごいエネルギーを感じ取ることができました。授業が終わって、教頭先生と「やっぱり特活っていいですね。」と共感してしまいました。

もっとこんな時間が日本中に広がってほしいなあ!

投稿: 道後温泉 | 2010年10月28日 (木) 17時57分

教育では学力が,経済では利益が,社会では自由が,それぞれに個人や単独の会社が有利になることだけが追求されているように感じられます。
厳しい社会情勢であるにしても,努力の方向が「他者を出し抜くこと」にしか見いだせないのでは,この閉塞感を脱する見通しはもてません。
杉田先生のお話は,日本のよさであり人間の原点を再認識させてくれました。
それは「人間関係」と「人間関係から生じる一切を引き受ける覚悟」とでもいえるように理解しました。
これらを自らの姿を通して語られるお話に元気をいただきました。
学校教育が杉田先生のような方によって導かれていくことを願わずにはいられません。

投稿: 東京 洋梨のコンポート | 2010年10月28日 (木) 15時58分

本校ではもうすぐ『学芸会』が行われます。体育館から,教室から,大きな歌声や演技をする練習の声が聞こえてきます。
 また,前後期制の児童会では,先日,認証されたばかりの後期役員が中心になって,前期に『運動会』を盛り上げるために活動したように,『学芸会』を盛り上げたいと活動を始めました。
 その一つが,全校合唱です。そして,この合唱を6年生が下学年に教え,全校に広げていくそうです。私は,経験で育つ子どものたくましさを感じました。また,各学年の劇での「心を揺さぶられる体験」と同様,この自分達で決めて,活動している全校合唱が「心を揺さぶられる体験」感動する体験になると信じています。
 みんなのために,みんなと一緒に活動する集団活動『特別活動」のよさを,体験すれば体験するほど子どもたちは求めていくようです。
 杉田先生のお話に「心が揺さぶられ」近くにある子どもたちが「心を揺さぶられる体験」に期待が膨らんでいます。これからのキーワードにしたいと思います。
 素敵なお話をありがとうございました。

投稿: なごや いとう | 2010年10月28日 (木) 02時49分

「新しい学習指導要領に込められた想い」というのはこういうことなのですね。
 特別活動が人間性(心)を育てる教育活動であること、マズローの欲求5段階説によって、自己実現の欲求をもてるようにすること、役割を与えられてやり遂げること、心揺さぶられる感動体験をすること、など感動しながら読ませていただきました。
 このインタビューを読んで、改めて新学習指導要領を読むとこれまでの学習指導要領では水面下で見えなかったものが、明確に表現されているということが分かります。何のために特別活動を行うかということがよく分かりました。
 全国の校長先生方にぜひこのブログを読んでいただきたいなと思います。先生方、自校の校長先生にぜひ紹介していただけませんか。

投稿: 上原行義 | 2010年10月28日 (木) 01時53分

杉田先生のお話は、共感できるところがたくさんあります。人間関係が希薄になり、人としての心が貧しくなってきている現代、先生の生き方こそが、大切になってくると思います。私も教員をしています。これからの子どもたちに特別活動で楽しさや喜びや感動を人と人のかかわりから、味わえるように努力していきます。杉田先生には、お元気で様々な分野でご活躍していただきますようお祈りいたします。次回のブログも楽しみにしています。

投稿: 愛媛 坂の上の雲 | 2010年10月23日 (土) 11時40分

杉田先生の志に感銘を受けています。ブログに掲載されたということで、早速、コメントをします。人は、人によって人になるということです。私は今、超少子高齢化社会の山村で生活していますが、そこで、見られる光景は日本人が忘れてきたものがたくさん残っています。子どもが地域の宝物で、世代を越えた助け合いや支え合いの光景が残っています。当たり前のかつての人間関係が培われています。しかし、この光景が後、どのくらい続いていくのか不安です。そこで、大切にしたいことは、杉田先生の広めておられる特別活動の大きな躍進です。日本は教育大国でなければなりません。その基盤は、学力の前に集団を大切にする特別活動の精神です。欧米諸国の教育に学ぶことも大切ですが、今の日本の教育に足りないのは、学校の意義を問い直すことです。それは、決して、学力至上主義であってはならないと考えています。人と人のかかわりをとおして、思いやりの心やボランティア精神を幼い時期から体験させる活動、つまり、特別活動を思いっきり推進させることだと思います。杉田先生のメッセージを広く世の中に普及させたいものです。貴重なお話、ありがとうございました。

投稿: 愛媛 坂の上の雲 | 2010年10月23日 (土) 00時36分

マズローの5つの欲求段階説のお話、なるほど!と思いました。どんなに漢字を覚えたり計算問題を特訓したりしても、そのクラスが、自己実現欲求の低い子どもばかりだったら、結局、学習効果があがらない、ということなんですね。自己実現欲求の高い子ども、つまり、なりたい自分のイメージを持てる子どもを育てることが教育の中でとても重要なことだということがわかりました。

「『特活』の時間にみんなで遊ぶくらいなら、漢字の一つでも教えてほしい」なんて言う母友がいたら、このマズローの話をしてあげようと思います。ありがとうございました。

投稿: みきママ | 2010年10月20日 (水) 23時22分

人間は人間の中で生きてこそ、人間らしく成長できる。そういうことを学校の生活の中で実感する。それが、特別活動というものの役割の一つなんですね。殺伐とした世の中ですが、こんな時代だからこそ特別活動の時間は大切にされてほしいですね。
むしろ、子どもより大人の方に特別活動の時間が必要なのでは?なんて、余計なことも考えてしまいました。

投稿: リアルこいし | 2010年10月20日 (水) 23時05分

前編で杉田先生のお話に感銘を受けてから、後編を心待ちにしていました。うれしいです。
自分自身の「心が揺さぶられる体験」を思い起こしながら拝読しました。
小学5年生になったばかりの思い出です。担任の先生は、忘れ物をした人に、「人間は、不完全で忘れる動物なんや。だから仕方ない。でも、忘れたからこそどうするかを考えられる動物でもあるんや。」と話されたことを今でもよく覚えています。
どちらかというと内気で引っ込み思案だった私が、高学年になってからは「うまくいかなくても、失敗しても、ええ。やってみて、考えよう。」と前向きな考え方ができるようになりました。
いつしか目立ちたがり屋になり、児童会長も経験しました。
その担任の先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
杉田先生がおっしゃるように、教師の何気ない言葉が子どもの心を動かすことは多々あるのだと思います。
「魂を込めて 手をぬかず」という言葉に、またまた感動しました。ありがとうございました。

投稿: 滋賀 琵琶湖の空 | 2010年10月20日 (水) 21時15分

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